『無理、女タラシの圭吾に夕顔を会わせたくない。』



圭吾がムスッとする。




「相変わらず口が悪いな、将一安心しろ、俺結婚しようと思う。



相手は事務所で働いてる子持ちの女、しかも5才年上で超気が強いんだよ。



たけど、あいつが作る飯がうまくてさ、俺が風邪で寝込んだ時看病してくれて、


なんか嬉しくて、俺にも人を愛する事が出来るんだと確認したよ。



あいつ真佐美って言うんだけど、35才には見えねぇぞ。


子供も俺の事パパって呼ぶし、もう結婚するしかないだろ。」




こんな圭吾見たの初めてかも知れない。




いつも大人で冷静で、圭吾の周りには綺麗な女がいて、俺の憧れだった。




圭吾も愛する人をみつけたんだな。




俺も頑張るしかない。