体が固まったままで動けない。




俺はどうすればいい、愛奈の体を引き離した。




俺に触れていいのは夕顔だけ。




俺の体は夕顔以外受け付けねぇんだよ。




愛奈が触れた唇をゴシゴシ擦った。




『随分強気だね、あの夕顔って女がそんなにいいの?


将一を満足させてくれる体なんだ。』





愛奈、夕顔を抱いたりしていない。




夕顔とは違うんだよ、体じゃないんだ、心が気持ちが通じあっているんだよ。




愛奈にこの気持ちが分かるか?




おまえは何をしたい?




『俺は夕顔と四年間付き合っているが、夕顔を抱いていない。



夕顔と俺は心と気持ちが通じ合っているんだよ。



俺と夕顔は絶対別れたりしない。』