バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》

もう、頭がクラクラして、今の自分の状況が分からない。




ただただ、将一にされるがまま、目をギュって瞑った。




『夕顔、目開けて俺を見て。』




無理、そんなの絶対無理。



『俺を見てほしい、この時を永遠に忘れない為に。



夕顔の瞳に今の俺を焼き付けて、俺も夕顔の全てを焼き付けるから。』




その言葉によって、まるで魔法がかかったみたいに、



将一にされる一つづつの行為がここち良かった。



私の中の恥ずかしさはいつの間にか消えていた。




将一に愛されたい。




私も将一を愛してあげたい。




私を抱き締める将一の手が愛しくて、




私は暖かい涙を溢した。




私の肌に触れる涙が本当に暖かく感じられた。