「将一もっと強く抱き締めて、私一杯不安だったんだから、もう将一は私のとこに戻って来ないと思った。


将一を信じられなかったんじゃないよ。



ただただ不安だったの。


将一に自分は相応しくないって思ったら、



もうどうしようもなかった。



私より愛奈さんの方がお似合いだと思えたし、



情けないくらい自分に自信がなかった。



たけど、家族が私を支えてくれたから、パパもママも、美憂も健太郎も、玲美と玲音もいたから、



私頑張ってここまで来れたの。



もう私頑張らなくていい?」




そのまま私は意識を手放した。



私倒れる?