バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》

『夕顔ちゃん知り合い?』



知り合いではないが、将一を真っ赤なスポーツカーで迎えに来る女の人。




将一は彼女と買い物なんだ。




将一の顔を見たくない。




私は頭を下げて、国分君の腕を引っ張った。




「国分君行こう。」




『あぁ、』




後ろから声が聞こえた。




「丁度いいから言っておくけど、将一と私婚約したから、



来月婚約パーティー開くからあなたも来て。」




『愛奈勝手に決めるな。』



「いいじゃない本当の事なんだから、将一も早く彼女に言わなきゃ、



彼女可哀想でしょ。私たちもう夫婦同然の生活してるの。



あなたの出る幕なんてないのよ。



お子様にはそこの彼氏がお似合いよ。」




何で将一は何も言ってくれないの?




彼女の言う事が真実だから。