バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》

ショッピングモールの駐車場に車をとめて、布地のお店を探した。




ママから言われた小人のイメージの布地が、中々見つからない。




国分君が以前買ったお店に行く事にした。




『夕顔ちゃん、周りばかり見てると転ぶよ。』




だって、色んなお店があって目がいっちゃうんだよね。




大丈夫って言おうとしたら、荷物を持った女の人とぶつかってしまう。




『夕顔ちゃん危ない、大丈夫?』




転びそうな私を国分君が抱き止めてくれた。




「国分君ありがとう。」




国分君の肩越しに見えたのは将一の姿だった。




何で将一がここにいるの?



私にぶつかった女の人が、『あなたが夕顔さんなのね?』




私は思わず頷いてしまった。