だから、だからあんな事聞いちゃったんだ。 「ねぇ、なんであの時…あたしにキスしたの…?」 答えを聞くのが怖くて声が震えた。 「フッ…別に意味なんてないよ…」 「え…」 「何となくやった…」 「何となく…キスしたの…?」 「ああ、」 「…さいてー…光のばかぁ!」 私は保健室を飛びだした。 走って、走って、走った。 .