もうすぐ、一年が終わる。



建人はボロボロで何もない私に優しく接してくれた。



建人をずっと好きでいたい…




もう、あの人を悲しませたりしたくない




それでも、まだ心のどこかに光の存在がある




消したくても消えない光の笑顔、無邪気な寝顔、怒って少しふくれた頬───




忘れないんじゃない、忘れられないんだ。




光がいたからたくさん笑顔をくれた───
たくさん泣いた───
その一つ一つが大切な思い出。





さよなら…あたしの初恋



さよなら