‐朝‐


私は、寝てるふりをした。



「ごめんな…絶対離さないって言ったのに…約束破ってごめん……愛してる…香里奈…」




光は、私にキスをした。
最後のキス…
もう、触れることのない唇…




パタン!



光が部屋を出て行ったあと、私はたくさん泣いた…今までの思い出を流すように…



たとえ、どんなに離れていても、どんなに時が経っても…私は、あなたを愛してる……。