「みう~。おかえり!」


 「ただいま。」


 「学校どうだった?」



 「いつもどうりたのしかったよ!」



 「よかった。みうのこといじめてるやつがいたら、ぶっ殺す!!」


 「ありがとっ!」


 わたし
   成海矢 美羽 (なるみや みう)


 隣にいるのが
   内田 涼 (うちだ りょう)


 涼は・・・ 
  心臓が弱い。


 だから、学校も休学中。


 わたしと一緒に卒業する予定だった。



 「みう。お・み・や・げ・は??」



 「あるよ~!」



 ゴソゴソッッ


 「はい。今日はキャラメルだよ!」




 「よしゃー!」



 わたしたちはキャラメルを食べながら話していた。



 「俺といて幸せ??」


 「ちょー幸せだよ!」


 「もし俺が死んだら・・・ほかのやつと幸せになれよ。」


 「やだっ!!」


 「涼がわたしのこと守ってくれるんでしょ!わたしのこと幸せにしてくれるんでしょ!」



 「もしも・・・俺が死んだらの話だよ。」