外へ出て、清香が眠りから覚めるまで、自分をどこか人目に付くところに置いておけばいい。 そうすれば彩世の狂気は押さえられるかもしれない。 と、たどり着いた玄関で、彩世の理性に抗おうとしてきている体に鞭打つように、顔をゆっくりと無理矢理に上げた。