彩人はもう一度写真を除きこんだ。
そのうちの一枚、小柄な方の子の写真に目が留まった。
この子だ。
「この子なら、彼と一緒に来ているのを見ました」
言って、スタジオの外を指差した。
そこには誰も見えなかったが、さっき覗いていた人物が隠れているのは確かだった。
「そうですか。間違いないですか?」
「間違いないと思うよ。彩人は一度観た人間の顔は忘れない」
宮田が言った。
それはちょっと言いすぎであるが、この際、そういうコトにしておこう。
と、彩人は思った。
「それに、オレも覚えています。ヒトのライブを観に来ておいて、お客をナンパしてたんですよ。その彼女を連れてたのにも関わらず。あとで集めたアンケートにも苦情が書かれてあったので良く覚えてます」
そうか、苦情もあったのか。
そのうちの一枚、小柄な方の子の写真に目が留まった。
この子だ。
「この子なら、彼と一緒に来ているのを見ました」
言って、スタジオの外を指差した。
そこには誰も見えなかったが、さっき覗いていた人物が隠れているのは確かだった。
「そうですか。間違いないですか?」
「間違いないと思うよ。彩人は一度観た人間の顔は忘れない」
宮田が言った。
それはちょっと言いすぎであるが、この際、そういうコトにしておこう。
と、彩人は思った。
「それに、オレも覚えています。ヒトのライブを観に来ておいて、お客をナンパしてたんですよ。その彼女を連れてたのにも関わらず。あとで集めたアンケートにも苦情が書かれてあったので良く覚えてます」
そうか、苦情もあったのか。

