失う怖さを





僕は知って





壊すはかないさを






僕は忘れて







何ひとつ



残らないから





僕は無になった









存在意義など




無い物ねだりで






僕は



空気と同化する








何を求めて生きるのか





何に望まれて進むのか








日々枯れてゆく花の如く





僕は


無力に散っていく