そんなこんなで、宿泊学習はすぐにやってきた。


「る~か~!!」

「どうしたの、千夏??」

「あのさ、バスの席順なんだけど…

 実は班で集まって座るらしいんだ。」

「うん、それで?」

「それでじゃないよぉー!だ・か・ら、私と瞬君を隣の席にして欲しいのッッ!協力してくれるって言ったじゃん!!」

「なんだ、そんなことか。もちろん良いに決まってるじゃん。……
でもそしたら、私亮介君の隣じゃん!!私大丈夫かなぁ…」

「大丈夫だよ。亮介君以外とおもしろいから。」

「そうなの??」

「そうそう!!てか、瞬君の隣ありがとねー!」