「で、話って何??」
「あ、あのね、私実は・・・
瞬君のことが好きなのッッッ!!!!!」
「・・・・・・。」
「琉香??なんか言って??」
「えっあぁ、ってそ~だったの??なら早く言ってくれればよかったのに。」
「うん、ごめんね。実は私、1年生のころから瞬君と同じクラスだったんだ。
でも、1年生のころはあんまり喋んなかったんだ。だって瞬君女の子から人気あるし、
無口だから。でも、学級委員で一緒になったとき、実は頑張ってみんなのために働いてるところ見て、かっこいいなって思ったの。」
「へぇ・・・」
「それからどんどん好きになっていって、だから今日話しかけられたとき本当にすごく嬉しかったの!!」
そんな話をする千夏の顔はとても輝いていて幸せそうだった。
これが、恋してる人の顔なんだってことはこんな私でも分かった。
「だから、宿泊学習の時出来るだけ瞬君と一緒に居たいんだ。琉香協力してくれる??」
「うん。もちろん!」
普段の私ならこんなこと絶対協力なんてしないのにと思いつつ、無意識のうちに返事をしていた。
でも、この会話がのちのち私たちの関係を壊すことになるなんて
この時は思ってもみなかった・・・・・・
