「ほらっ席に着け」といいながらクラスに入ってきたのは担任の橋本裕(ハシモトユウ)
「クラス替えをしたばかりでわるいんだが、これから学習旅行の班を決めてもらおうと思う」
「えぇ~~~」
「班は1班4人。男と女2人ずつでつくってくれ。このクラスは28人だから7班できるはずだ。じゃあ、仲良くな。」
そう言い残して、担任はクラスから出て行った。
「琉華ぁー、同じ班でいいよね!!」
「うん!!」
「男子どうする??」
「う~ん、わたしは誰でもいいかな。」
そんな話をしていると、2人の男子がわたしの席に来た。
「あの、俺たちと一緒の班にならない??」
「わたしはいいけど。琉華はどうする??」
「うん。わたしもい「ちょっと待った~!!」
?????
「琉華ちゃんと千夏ちゃん、俺たちとおんなじ班でいいよね!!」
そう言ってきたのは、休み時間に話しかけてきた、たしか・・・瞬っていう人と亮介っていう人だ。
「えっっ!?亮介君たちと!!わたしはもちろんいいけど・・・琉華いいよね??」
「うん、わたしは誰でも。」
「じゃあ、決定~!!!よろしくね琉華ちゃん千夏ちゃん」
「うん、よろしく~!!」
そんなことを言いながら、千夏と亮介っていう人は握手してた。それを笑いながら見てたら、視線を感じて隣を見てみたら、バチッッと瞬と目があった。
不思議に思って目を反らさずにいたら、あっちから目を反らされた。
『何よ。そっちが見てきたくせに。』
そんなことでわたしはイライラモードに突入。わたしはもともと気が長いほうではないのでちょっとのことでイライラしてしまう。これは自分でも直さなきゃと思ってはいるのだが、そう簡単には直らないからやっかいだ。