実際興味が無いわけではなかったが内心そんな可愛い子がこの学校にいるとは思わなかった。
だけど、見てみたら、
ほんとに可愛い!!!!!
なんだこの子!こんな可愛い子始めて見た。
目なんてくりくりだし、色なんて雪のように白い。しかもめちゃくちゃスタイルもいいし。
こんな子が同じ学校にいるなんてびっくりだった。今頃知ったなんて、なんか1年損した気分だ。
『俺、この子と付き合いたい。』
初めてそんなこと思った。俺は別に顔が悪いわけじゃないから今まで告られたりとか、女の子と付き合ったことだってある。でもこんなに女の子を可愛いと思ったこと初めてだったし、自分から付き合いたいと思ったのも初めてだ。
だけど、この事を亮介に話したら
「はぁッッ!!そんなの瞬にだって無理だろ」
「何で??」
「あのな、琉華ちゃんはこんなに可愛いのに今まで誰とも付き合ってるってうわさを聞いたことが無いんだよ。しかもあの3年の天道先輩が振られたってうわさもあるんだぜ!!」
「えっっ!?あの天道先輩が??」
ちなみに天道先輩というのはサッカー部の部長さんでめちゃくちゃカッコよくてめちゃくちゃモテてる3年生の先輩だ。
実は俺もサッカー部だったりして、天道先輩には憧れてる。
あの先輩が振られるなんて・・・
やっぱり俺には無理か・・・
でも、やっぱり諦めきれなくて、これから俺のアピール作戦が始まった。
