「おっと…!」 「優斗…」 ギリギリセーフで優斗くんが百合亜を受けとめた。 「まったく、危なっかしいなぁ…。」 呆れたように笑うと百合亜の箱を取り上げた。 「お前は自分が運べるもの持ってこいよ?」 「…わかった。」 さっきのことを反省したのかおとなしく言うことを聞いた。 「百合亜、これ運んで。」 あたしが持っていた箱を渡す。 「はーい。」 それを受け取ると百合亜は優斗くんを追いかけていった。