当日。



「うーん!いい天気ね?」



今日は百合亜の家が所有してるコテージにきた。



百合亜もわたしも今日は動きやすい格好。



荷物を皆で運んでいく。



「よっと…」



百合亜が野菜の入った箱を抱えた。



「百合亜、それは重いわよ?優斗くんとかに運んでもらったら?」



今にも倒れそうなほどゆらゆら揺れながら歩くその姿に心配で堪らない。



わたしは自分で持てる範囲の物を持って百合亜の後ろを付いていく。



でも…



「キャッ!」



足元の石につまづいて後ろに倒れそうになった。



「危ないッ!!」