そんな姿でさえ可愛く見えてしまう美吏那に私は笑顔を返した。



「ありがとう、美吏那。このドレス本当に嬉しいよ。」



私が着てるウエディングドレスは美吏那がデザインしたもの。



ずっと小さい時から美吏那は私のウエディングドレスを作ってくれると言い続けていて今回それが叶った。



「私も嬉しいよ?百合亜が私の作ったドレスを着てくれてるんだもん。」



「ねぇ、美吏那?」



「ん?」



「ありがとう。」



「えっ?…」



「本当に感謝してる。」



こんなときしか恥ずかしくて言えないけど、いつも側で支えてくれてる美吏那には何回言ってもいい足りないぐらい感謝してる。