「優斗こちらに座りなさい。」 母が自分が座っていた場所を空けてくれた。 「ありがとうございます。」 お礼を言って母が座っていた場所に座ると母は軽く愛香たちに頭を下げると部屋から出ていった。 母が居なくなって更に重い空気が部屋に流れる。 俺から口を開くべきか迷って父を見ると何を考えいるのか腕を組み、目を閉じている。 全く、どうすればいい…。