中に入ると少し老けたおじさんがいた。 この人が校長? 「さぁ座りなさい。」 そう言われて美吏那と並んでソファーに座る。 「はじめまして、この学園の教頭の高橋です。」 教頭先生だったんだ。 そんなことを考えながら、教頭先生に頭を下げる。 「もうお分かりだと思うけど、プリンセスが決まったんだよ。」 笑って話す教頭とは裏腹に私の心臓はばくばくいっている。