俺は、プリンセスであろう人物に見入ってしまった。 今まで見てきた女の中で一番綺麗といえるだろう。 「プリンセス、こちらが城東優斗さん。プリンスよ。」 プリンセスは俺をずっと見てくる。 俺の顔になんかついてるか? 「プリンセス?」 校長の言葉で気が付いたのか慌てて喋り出した。 「二階堂百合亜ですわ。」 そう言って少し頭を下げた。 なんだこいつおもしろいな。 プリンセスなんだし、さぞや頭もいいだろう。