顔を真っ赤にしながら小さい声で呟くシェイナをとてもいとおしく、可愛く思い、思わず抱きしめたい衝動にかられる。



しかし今抱きしめてしまうとシェイナを朝まで離してやれない自信が強く、初めてであろうシェイナに気持ちが通じあった夜にするのはどうかと思いギリギリある理性で自分を抑える。




「俺もまだ一緒にいたいが、このまま一緒にいるとシェイナに手をだしてしまいそうだし朝まで離してやれなくなってしまいそうだからな」




「/////だ、だいじょうぶですよ。それでも・・」




「顔を真っ赤にしてそう言うことも言われると、俺の理性もやばいんだが、今日はとりあえず帰るよ。楽しみはまたの機会にとっておくよ」



耳もとでそうささやかれたあと、とてつもなく妖艶な笑みを浮かべられ、ただでさえ真っ赤な顔が余計赤くなるのを感じた。



「おやすみ シェイナ」


そう言うやいなやチュと唇に触れる程度のキスを落とし、ほほえみながら来た廊下を戻っていった。



ドアを開けて部屋に入ったシェイナはしばらくの間たくさんの余韻でドアの前から動けなかった。