「うッ・・・・まー・・そーですけども・・。」

 痛いところを突かれて、俺は何も言えなくなった。

 「まぁ、それよりも!!今は理事長室に行くのが大事なんちゃう???」


 さすが!! 困った時の仁クン!!!   俺を瑠李の恐怖から救ってくれて有難う!


 「そうですね。言いたい事は や ま ほ ど ありますが・・・・そっちの用事の方が先ですね。」


 瑠李はとても名残惜しげな顔で見てくる。 オイオイ…理事長室から戻ってこれないぜ☆


 「ほら!ちゃっちゃと行きぃ!!戻ってきたら・・・・瑠李のお説教やでww」

 ポンっと背中を押して俺を送り出す仁・・・・まったく、恐ろしい事言うなよ!!
 



二人とも顔は良いのに・・・俺を苛めるのが生きがいなんじゃね?ってほど、俺に絡んでくる。

  仁は 日焼けした肌にたくましい体・・・ツンツン黒髪のスポーツ系なイケメン
 
  瑠李は、仁とは対照的に 色白な肌細いのに引き締まった肢体・・・少し長めの茶髪を右側だけ耳にかけている ま、知性的なイケメン



 ・・・・・・・・・・・イケメン二人に囲まれて、めちゃめちゃ俺は浮いてるんじゃ無いか!?
そんな感情が、廊下を歩く一人ぼっちの俺の中で湧き上がる。