「あっ覚えて
ないですよね…」

彼女は小さな声で
つぶやいた。

「えっ…?」


「いや、なんでもありません。
でも最後に一つだけ
言わせてください。
あたしがあなたを好きに
なったのは外見だけじゃ
ないですから。」


そういって彼女は走って
帰ってしまった。