「俺は沙羅が好きだ。」


「えっ…?」



「本当は沙羅の誕生日の日に
告ろうと思ってたんだけど
お前こなかっただろ?」




「…ごめん。」




俺は沙羅が驚いた顔をした後に
一瞬悲しい顔を
したように見えた。



でもそのあとすぐに
笑顔になって




「あたし本当に
隆也くんのこと好きじゃないの。
ごめんなさい。」





そういって沙羅は
走っていってしまった。