「痛いよ〃!!離して―!!
痛いってば!!」




この時のはなにも
聞こえなかった。
とにかく沙羅と2人っきりに
なって話したかった。















そして沙羅を人が少ない
体育館の裏に連れて行った。
その時やっと沙羅の声に
気づいて手を離した。










「あっわるい‥。」


「で、なに?」


いつもと違う冷たい
返事が帰ってきた。



「昨日何で
こなかったんだよ。」


「昨日?なんかあったの?
覚えてないや、」


明らかに顔がひきつっていた。
あいつは嘘がつけないから
よくわかった。