8月11日沙羅の
誕生日の日…。



俺は桜の森公園で
沙羅を待っていた。














1時間がたっても
沙羅は来なかった。
何かあったんじゃないかと
不安にもなった。









午後7時





ここに来てから
3時間がたったとき
俺はベンチから
立ち上がった。






もしかしたら急用が
出来たのかもしれない…


きっとそうだ―――。



明日ちょっと
無視してやろっかな?
そんで沙羅が謝ってくれたら
「しょうがないな。」って
言って許してやろう。




そしてその時伝えよう。







3時間の中で
そんなことを考えていた。