――――

「なぁ沙羅〜」


「なぁに?」


「8月11日空いてるか?」

「えっ…あぁ…うん。」

「じゃその日の
学校終わってから
桜の森公園に来てくんない?」


「…分かった。」


不思議そうに
している沙羅に
「じゃ。」と一言かけて
その場を後にした。