「あっ……昨日の……。」
そこには昨日桜の木で
俺に告白してきた
女の子がいた。

「覚えていて
くれていたんですか?!
自己紹介遅れてすいません。
あたしは
沙羅です。栢身沙羅です!」


「あぁ……。ってかなんで?」


「えっ?」


「なんでいんの?
それにさっき好きって
言ったの君だよね?」

「…はい。あたしやっぱり
あなたのこと諦められなくて、
付き合ってくれなくても
いいからあたしの気持ちを
分かって欲しくて…
だからあなたが
あたしのことをちゃんと
考えてくれるまで
毎日ここで待ってます!」


「はあっ!?」


この時は意味が分かんない
変な女だなと思った。