―高1の春


「好きです!!!」


あれは本当に突然の
出来事だった。



入学式の日すごく
綺麗な桜の木の下で
昼寝をしていたら
1人の女が大きな声で
叫んできた。


「あぁ…俺?」

「はい!!」


はぁ〜
またかよ


「なんで俺なの?
話したこともないよな?」


自分で言うのもなんだが
俺はそこそこモテる。
でもみんな外見だけを
見て俺に告ってくる。
俺はそれが納得
出来なかった。