フレテ




「もぉー桐遅刻だよ?」





「??」






大きな声で言ったのは…あん…昨日の電話の奴だ





「勉強してたわけぇー?」






ざわざわした教室に甘ったるい声が響く






「…」






「珍しいねー」





…なんなわけ?





「ねぇー桐ぃー」





そういいながら近づいてくる女に寒気がした





「…なに?」





さっきから冷たく言ってンのにこりないし…