「秋穂…そんな悲しい顔しないで…」


あたしは両手で秋穂の顔と撫でると…


キスをした。


甘く、長く…


深く、もっと深く―…


―――…ドンッ!!!


「痛っ!!何するの!秋穂!!」


あたしは肩を突き飛ばされた。


「それはこっちの台詞だろーが!!!お前、彼氏だっているんだろ?!今日だって……」


ハッと、あたしは我に帰った。


いけない事をしてしまったと思った。


だってあたしは、秋穂と敦也を裏切ったから。


「ご、ごめんなさい…もう…帰るからッ!!!」


そう言ってソファから降りた瞬間、あたしは秋穂に腕を掴まれた。


そして秋穂は、そのままベットに押し倒してあたしの上に覆い被さった。