お嬢様は太陽と歩く





―電車の中―



「混んでるねぇー。」



「そーねー。」




「やっぱ、これなら
海咲ちゃん家のリムジンとかで…。」


――パシンッ――


「痛っっ!!」




「馬鹿言うんじゃないの!!
海咲がお嬢様柄嫌いなの知ってるでしょ?」



孝基くんは凜にぶたれていた。



「ごめん。私がもっと早く気付けば。」



「いや、海咲ちゃんのせいじゃないよ。ごめん。」



「そうよ。海咲。このバカの言う事なんてスルーしちゃいなさい!」


孝基くんは不満そうな顔だった。
なんか、コントみたいっ☆


「海咲!危ないっ!!」



「キャッ!」



私は、つまずいた。

はずだけど……あれ?



「さっすが、聖!」




「良かった~、海咲。」



「あ、ありがとう。真野くん。」




私は、聖くんに支えられていて
無事だったみたい


優しいな。真野くん。




あ、いけない!顔がほころんでしまった!
気持ち悪ッ…私。



「大丈夫か?篠原。」



「うん。ほんとにありがとう。」


真野くんは優しい笑顔でかえしてくれた。