お嬢様は太陽と歩く





「これって。」


「マ、マドレーヌだよ!」



「手作り?」



「う、うん!私、聖の誕生日に何もあげてなかったから、何かしたくて…。」


「ありがと。」



「今までゴメンね。待ったよね。

遅れたけど、誕生日…おめでとう!」



―グイッ―


「きゃっ・・・!」


気が付けば私は聖の腕の中にいた


「聖…?」


「正直ずっと待ってた。海咲がどんなプレゼントくれるか楽しみだった。
そしたら、俺の大好物作ってくるから、ビビッた。」



「大好物?」


「オレ、マドレーヌ小さいころからずっと好きでいつも食べてた。 
俺の思い出の菓子なんだ。ありがと、海咲。」


そうだったんだ。
もっと早く知ってたらもっと早く届けられたのに



「ううん、私の方こそ。これからはもっといっぱい作るね。」