お嬢様は太陽と歩く




私は近くのコインロッカーに荷物を預けてから
デートをする事にした


「どこ行く~?」



「海咲の行きたいところでいいよ。」


「でも私、あんまこの辺わかんないし。」


「じゃぁ、ついて来て。」



そういって聖は私をある場所へ連れて行ってくれた



―そして―


「うわぁ~!きれいな場所!!」


そこにはきれいな海が広がっていた


「ここは、何?」


「ここは、俺が小さい頃よく来てた場所なんだ。

ここで、よく兄ーちゃんと遊んでた。」



「そうなんだ~、いいなぁ~。」


「海咲は兄弟とかいないのか?」



「うん、いないよ。
私のお母様昔から体がちょっと弱くて…。

その治療もかねて海外で
2人で仕事をしてるの。

だから、私が家の跡取りなんだ。本当は
男の子が良かったみたいなんだけど、
お母様がムリするといけないからって、

私1人だけ…。」



「そうなんだ。」


「うん。でも、私には
メイドたちや京がいるから大丈夫!
お父様たちがいなくても寂しくないの。

それに今は聖も、凜も孝基くんもいるでしょ?」


「頑張ってるんだな、海咲は。」


「ううん、全然足りないよ、私なんか。
努力や我慢が足りなさすぎてる。

昔からわがまま言って育ってきてるじゃない?私。
そろそろわがまま無くさないと、怒られちゃうよね。」