《あ～。
M･Bの曲片っ端から
入れてって》
「えっ？
唄ってくれるの？」
《そのために来てんでしょ。
てか,ｴｺｰで話すのｳｹる》
隆司は,あたしのため
だけに唄ってくれた。
透き通る,隆司の声…。
隆司は,ﾄﾞﾗﾏの主題歌や
ﾊﾞﾚｰの応援歌など,
たくさんの歌を唄ってくれた。
あたしのﾍﾀｸｿな唄も
聴いてくれた。
"もう死んでもいい"
と思った。
隆司の生声を独り占めして
それだけであたしは
幸せなんだって思った。
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《あ～。
M･Bの曲片っ端から
入れてって》
「えっ？
唄ってくれるの？」
《そのために来てんでしょ。
てか,ｴｺｰで話すのｳｹる》
隆司は,あたしのため
だけに唄ってくれた。
透き通る,隆司の声…。
隆司は,ﾄﾞﾗﾏの主題歌や
ﾊﾞﾚｰの応援歌など,
たくさんの歌を唄ってくれた。
あたしのﾍﾀｸｿな唄も
聴いてくれた。
"もう死んでもいい"
と思った。
隆司の生声を独り占めして
それだけであたしは
幸せなんだって思った。
