「上がるから待ってろ ってのっ!」 隆司は,ビルの階段を 上り始めた。 「ユキって…?」 「ああ…。いや,ちょっと 本名はどうかなって 思って…ユキって偽名 作っちゃったんだけど」 「じゃ,あたしは ココでは"ユキ"なんだね」 「よろしく」 ガチャッと3階の 扉を開けた。 「カツヤ♪」 「もう隆司でいい」 「ユキちゃんー? かっわいいねえっ」 「あっ…ハジメマシテっ」 扉の奥には,圭太くんの ほかにM・Bの光くんや 純くんがいた。