潤君はあたしのこと覚えていないのだろう。

いっそ、あの時の話をしてみようか…?

あっ潤君…
今帰るのかな??
よし、チャンス!!

「潤君!!今帰るの?途中まで一緒に行こう?」

「ヤダっつっても来るんだろ。好きにすれば」
やったあ!一緒に帰れる!!


「ねえ、受験の日のこと覚えてる??あたし、潤君に助けて貰ったんだけど。」
?何故じっと見るのか??少し恥ずかしい。

「お前あの時の」
とボソッと言った
「えっ?!」
いや、なんでも。と潤君は顔を叛けてしまった。