コータ君が何もなかったって言うからには、それを信じようとは思う。
思うんだけど……
いかんせん、起きた時が、私は下着姿で、コータ君は上半身裸だったからさ。
何かあっててもおかしくないだろ?なんて考えてみたり。
というか……ちょっと期待がこもってたり……?
………ん?
いやいやいや、んなわけあるかいっ!あってたまるかいっ!
ヘンな方向へと向かおうとする思考を、無理矢理引き戻そうと私が必死になっていると、
『………なに?なに?アンタ、朝からパンツ一丁だったの?
完全に喰われてるじゃん、それ〜〜』
頭の中で考えてたはずのことをズバリと言い当てられた揚げ句、再びケタケタと笑われて気がついた。
どうやら私は、知らぬ間に声に出してたらしいということを。
っつうか、ブラも着けてたわーー!!
`

