「ありがとお♪」

「でも部活OFFの日にしてね」

「あっ うん☆学年NO.3の心結ちゃんがいれば豚に金棒だよぅ~」



豚に金棒?

あれ

この子もしかして結構頭が弱いのかも。

今までよく特進にいれたよな…

愛の力だね。



「心結たち勉強すんの?ちょべりばじゃん」



あたし的には灯璃が頭いいのが納得できないとゆうね。


世の中
不公平だっての~



「じゃあ灯璃 部活行こっかぁ」

「うん」


「心結先輩ぃ~」

「ぅわっ」



今度はなんだ?!

後ろからいきなりタックル



「あっ。本物の結城 翼君だ」



感動?してる羽実ちゃん

偽者見たことあるんだね。



「な…何?」


「俺に勉強教えてください!!」


「……え」



デジャヴ!

あっ 今さっきのことか。



「や…やだし」



「俺 このままじゃ追試だ。大会出れない!」



サッカー部的にそれはやばいじゃん。


「…何が危ないの?」


「全部」

「ん?もう1回」

「全部です」



ぜ…全教科~?9科目ってこと?ますますいやだ。



「先輩助けて!!」

「………。」

「無理だよ 結城君」



黙るあたしの代わりに灯璃が答える。