゙お前ならいい先生になれるよ 颯斗"
なんだ
バレてたんだね………
勇心君のバカ
バカ
「バカだなぁ……」
あたしは馬鹿だ。
なんでもっと早く伝えなかったんだろう……
みんなとの時間を大切にしたかったのに……
「おいおい 泣くな~」
那岐があたしの頭をグシャグシャ撫でる。
「知ってて黙っるこっちの身にもなってよー」
灯璃が言う。
「………ごめんね」
「心結がいないと寂しいよ。誰があたしの面倒見るんだよぉ~!!」
八嶋さん
これからは自分で生きてください。
「おいてめぇら」
藍田先生の声
「心結には花束で俺様にはねぇのかよ!!」
「「………。」」
全員 沈黙
「まァ いいわ」
藍田先生が舌打ちをする。
「重大な報告があんだよ」
「……何かな?」
「俺なァ この学校やめんだよ」
「「え?!」」
みんなびっくり
え………那岐も?
「沖縄の高校に転勤だバカヤロー」
……バカヤロー?
「その……唯菜とやり直すんだよっ」
会えたんだね。
「おめでと」



