運命

別れたきっかけは､大学受験の年である高校3年の時､わりと近くにある看護科の大学に進むべきか､隣りの県にあるスポーツ経営を学ぶ大学に進むべきかで迷っていたことだった



彼はとても自信家だった



プラス思考なうえにリーダーシップもあり､



なにより､先生からの人望も厚かった



私は彼が羨ましかった



自分のやるべき道を進む彼が


私だけ置いて行かれてるような気がしてた



でも



私は彼から離れる勇気はなかった



だからずっとずっと言い出せなかった