そんな幸せの中で事はおきた。 「っ‥別れてよ!」 「別れたくねぇよ!」 「なんで?別れてよ。」 あたしは泣きながら叫びに近い声をあげ 貴仁に急な別れを告げている。 別れたい理由を貴仁には言っていない。 ‥別れたくはないよ。 でも‥別れないといけないんだよ。 理由を言わないのは当たり前。 ってか言えない。 ―‥妊娠したとか 言えないよ