「あいつ、あのルックスで性格も良くてかなわないのはわかってたけど…」 



「お前が惚れてんの、わかってたけど…改めてお前に確かめたら、つい…かあっとなって…」



ひたすら、あたしは首を振り続けた。 



「麗奈が美化委員の当番の時、教室から花壇がよく見えるから…部活抜け出して見てたんだ」



ああ…



だから、すぐに駆け付けてくれたんだ…