何時なんだろうと空港のどこかに時計がないかと見回し、上の方を見上げたとき…



エスカレーターで上がっていく聖羅の姿を見つけた。 



ぴたりと止まったあたしに気づき、ハルがあたしの視線の先を追う。 





「聖羅!!」