bitter sweet kiss

「…もちろん好きだよ。どうして?」 



いつもは強気な彼女が、耐え切れなくなったように嗚咽し始めた。 



「…どうして…あたしを求めてくれないの?」



「…」



「大事に…想ってくれてるんだと思ってたけど…半年だよ…半年たってもキスどころか…手も握ってくれたことないよね…」 



見たことのない辛そうな顔で… 



でも無理に笑顔を作って言った。