あぁ、想像以上だ。 芸能科の校舎は、入口が見えない程混雑していた。 (入る前からこれか) 「…ちゃんとついてきて」 城谷さんは人込みを掻き分けながら、苦しそうに言った。 「いったぁい!ちょっと、押さないでよね!」 化粧の濃いお姉さんに睨まれる。 「っ…ごめんな…あっ!」 あたしは前につんのめる。 倒れちゃう! ------- ----- --- -