「はぁ?何よ、これ」 バカデカイ声を上げて 神楽が自分の荷物から 取り出したのは 黒のチェックのズボン。 「これって…男子の制服よね?意味わかんない」 「いや、僕は分かるよ。男子用の制服がきたって事はつまり、神楽はどっからどう見ても男にしか見えないってことだ…い゛!」 「……あんた、あたしに殺されたいの?」 「痛いっ!痛いよ、痛い」 雑巾絞りって…地味に痛いんだね。 腕が真っ赤になってジンジンする…。 「っていうか、あんたも荷物開けなさいよ!」 「別にそんなに怒らなくても…」